The Revolutionary Association of the Women of Afghanistan (RAWA)
RAWA


 

 

RAWA, March 30, 2010

真の女性解放は、外国軍による占領、タリバン、“国民戦線”と称する犯罪者達の消滅がないかぎり、達成されない。

RAWAの国際女性デーに際しての声明

本日、3月8日にアフガン女性はバシラスとサイマスでの集団暴行の犠牲者たちに、最も下劣なグループによって打擲された人々、青空市場で競りにかけられた人々、焼身自殺で惨めな生活に終止符を打った彼らの若い娘たちに哀悼の意を捧げる。しかしながら、これらの罪を犯した張本人達はなんのとがめも受けず、完全な法的免除を享受し、官職に留まり、人々と国から搾取し続けてその力を強化しているのである。

私たちは世界で最も腐敗し汚れた傀儡政府には格別に何かを望むということはないが、世界がアメリカとNATO軍がアフガニスタンを解放し、民主主義と人権および女性の権利をもたらしたと信じている一方で、アフガン女性の苦悩は慢性化している;「テロとの戦い」の御旗の下始められたアフガニスタン侵攻から8年が経ち、その間米国およびNATOは北部同盟というもっとも残酷なテロリストたちやかつてのソ連の傀儡であったカルキやパルチャミを頼ることで彼らの力を増大させ、アフガニスタン国民に傀儡政権を押しつけたのである。タリバンやアルカイダを壊滅させるどころか、米国やNATOは無情な空爆により無辜のアフガン人民を、その大部分は女性や子どもたちだが、殺戮しているのである。

このような状況でわれわれは、カルザイ--もっとも扇動的で凶悪な大統領--が、実質的にはアフガン人民にはまったくプラスの結果をもたらさないロンドン会議、それはタリバンとグルバディン・ヘクマティアルというテロリスト達を権力に復帰させ、何百万ドルという大金をカルザイファミリーやマフィアの懐に入れさせるという交渉におわった会議であるが、その会議のことを仰々しく話すのを目撃したのである。

カルザイの反動的な傀儡政権は上から下まで汚職と貧しい庶民の流血に関与している。最近のサラング地方における雪崩で数百人の命が失われたこと、何百万ものアフガンの難民がイランの犯罪的な政権下、悲劇的状況にあるということだけででも、少なからずの高級官僚を怠慢と人々の問題に対しての無関心の罪で牢へ送ることができるであろう。

米国はアフガンの操り人形たちをたしなめるどころか彼らが多くの犯罪、裏切り行為、略奪をなすのを許してしまっているのである。その結果一般アフガン市民はあらゆる手段で威嚇され、アフガニスタンにおいてはどんな反原理主義運動も生じることができず、独立を求める運動のわき上がりも阻止されているのである。したがって、略奪や麻薬取引の結果得た巨額の富を得、何億ドルも、アフガニスタンやドバイに投資をしている主要な犯罪者達の腐敗、汚職が西側のメディアでも採り上げられるのはなんの不思議でもない。

世界に彼らが女性の権利を重んじているということを示すために、米国とその家来であるアフガンマフィアはたくさんの手下や占領を肯定する女性たちを囲い込み、会議を開かせ、いわゆるカルザイ大統領“閣下”と米国に任命された彼のスポークスマンたちと会見し、アフガン女性のための省をもっと増やすように要望した。彼らは他の人々の意志を彼らの汚れた鏡を通して見ており、彼らは女性閣僚たちがすべて反動的な女性であり、残忍な軍閥達とつながりがあることを普通のアフガン女性は知らないであろうと考えている。

多額の金と公職の地位をちらつかせて、米国とそのアフガン代理店はアフガニスタンの知識層を買収した。多くの作家や詩人は血に飢えたイラン政権のお抱えになり、人々を啓蒙し、独立・民主主義を求めて反原理主義の闘争へと向かわせるべきであるのに、イランの神権政治的政権がアフガニスタンへの干渉を深め、アフガン人民同士の民族的、派閥的、言語的など緊張を高める手助けしているのである。

RAWAは常々、女性問題は政治問題であり、現在の壊滅的な政治状況と離れて闘うことはできないと考えている。タリバンやグルガディンの参政により以前より破壊的またうさんくささを増した現在の傀儡政権の転覆をなくして、この不幸な人々の何千という問題のひとつも解決されないのである。

平和・治安・民主主義そして女性の権利などの回復というスローガンは、アフガニスタンが独立性を手に入れない限り、むなしくまた誇張された訴えと聞こえるであろう。タリバンや北部同盟は訴追されず、人々から吸い上げた何億円という富は決して没収されないであろう。個人や組織がこの現況において真に愛国的かつ進歩的かと見極める一つの判断基準はどんな手段であれ米国の占領やタリバン—彼らはパキスタンによって奴隷的な軛を課せられているのだが—をはじめ「国際戦線」内の米国やイランの手先の犯罪に対して闘っているかどうかである。RAWAは占領・タリバン・ジハード・売国奴たちに抗する独立した戦線として、民主主義のために闘う人々や勢力と連帯したいと思っている。

アフガン女性がとらわれの新時代を経験している、そして原理主義者の怪物たちの手中にいる今、RAWAはイラン・パレスチナ・クルディスタン・スーダン・ネパール・インドの勇敢に戦っている女性達、そして全世界の闘う女性に心からの挨拶を送り、彼らとの連帯の宣言する。

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